先日のブログで、EOS KISS DIGITAL N のファインダー倍率の低さに今さらながら絶望し、こんなことを口走りました。
ニコンのD80、D90という古い中級機はペンタプリズム使用で、D80は585g、D90で620g とちょっとマシ。。探してみようかなw。
言霊って言葉がありますね。
言葉には魂が宿っており、現実世界に影響を与えると言う・・・
どうやらそれは本当だったようですw
というわけで、NIKON D90 がやってきました。
ちょうど1年前、D750 の サブとして D5100 を購入も、数か月で手放したという前科がありますが、エントリーモデルのD5000系と中級機の位置づけだった D90 とでは大きな違いがあり、今度は長く付き合えると良いなと思っております。
【違いその1:ファインダー倍率】
そもそも EOS KDN のファインダー倍率に嫌気がさして購入に至ったので、ファインダー倍率が大きくないと意味がありません。
EOS KDN および D5100 はペンタミラーを採用し、軽量とコストダウンには貢献しますが、倍率は0.8倍前後。
D90は0.94倍と一回り大きいです。
といっても、見た目は二回り以上大きく感じます。
あまり厳密な画像ではありませんが、見た目の感覚とは近い画像だと思います。
マクロレンズをファインダーに接眼して撮った比較です。
上がEOS KDN、下がD90。言われなくても分かりますね。
D90の0.94倍はAPS-Cでの値で、35mmフルサイズ換算だと0.63倍です。
フルサイズD750のファインダー倍率が0.7倍なので一回り大きいはずですが、こちらはD750の方が気持ち大きいかなくらいで、それほど差がないように感じます。
ちなみに、マニュアルフォーカスのフィルムカメラであるニコン FEは0.85倍と、D750と比較しても一回り以上大きく、見やすいです。
なので、そのあとに見たEOS KDNが余計に小さく見え、今回の暴挙に至ったとw
【違いその2:操作性】
D90はD750と同じく、肩液晶付きの2ダイヤル。D5100は肩液晶なしの1ダイヤルということで、設定変更のしやすさが断然違います。
機能的には洗練過程で、完全にD750と同等というわけではありませんが、一々メニューを掘り下げ、液晶で設定を確認する必要があったD5100とは雲泥の差で、これだけでも長く使えそうな予感がします。
【違いその3:レンズ資産の活用】
D90は現在のD7000系と同じく、ボディ側にAFモーターが内臓されており、大抵のAFレンズでオートフォーカスが可能となります。
D5000系はボディ側モーターが省略されているので、レンズ側にモーターを搭載するAF-Sのレンズしかオートフォーカスができません。
マニュアルで合わせようにも前述の通りの小さなファインダーでは使う気になりませんでした。
D90では、手持ちのAF 28mm F2.8 とか、AF 35mm F2D でもオートフォーカス可能で、それぞれ換算42mm、52.5mmとなり、AF-S 50mm f/1.8G (換算75mm)も含め、単焦点で軽快にスナップすることができます。
【大きさ・重さ】
EOS KDNやD5100と比べると大きく、重いですが、むしろグリップしやすいのと、ある程度の重量があった方が手振れしにくいので、それほど気になりません。
D750と比較すると、十分コンパクト。
【その他】
中古なので、全体的にヤレが目立ちます。
特に、ビスが結構な確率で錆び始めており、EOS KDN は 12年経っても錆びてないのと対照的。
海沿いとかでハードに使ったんでしょうか・・
DX用のレンズは持っていないので、しばらくは前述の単焦点か、AF-S 24-120mm f/4G での運用になると思います。
24-120mmは重たいので、EOS KDN と比較するとかなり重くなってしまいますが、換算36-180mmと風景撮影には便利な焦点域をカバーします。
望遠側は普段使いには問題ありませんが、広角側が足りない。
そこで、D750にAF-S 18-35mm、D90に24-120mmを付けた2台体制にすると、18mm-180mmまで切れ目なくカバーでき、操作性も似通った2台ということで、シャッターチャンスを逃さず捉えられそうです。
実際の使用感は週末に試してみますね。
<2018.5追記>
2018.4に売却済み。
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