ニコンF2

カメラ

時代に逆行して、段々銀塩カメラの持ち出し頻度が上がり、フィルムの消費が増えてきました。

この1週間以内にカメスズで3本現像。。

娘に、「毎日封筒持って帰ってきてるな」と言われましたw

同時に、ニコンUやXA2の電子レリーズスイッチの不調を見るにつけ、永く使った場合の電子部品の劣化について考えさせられる今日この頃。。

デジカメは心臓部から電子部品ですし、on going な製品なので、壊れたら買い換えれば良いのですが(壊れなくても買ってますがw)、銀塩カメラは電子部品が壊れたら、その個体はそれで終わり。

代替も中古で探すことになりますが、状態や条件が自分の気に入る個体に巡り会えるかは、運次第となります。

そこで、電子部品が使われていない、または壊れても撮影に支障がない、機械式シャッターのカメラを入手しておこうと考えました。

マウントを増やす気はないので、ターゲットはニコンの一眼レフ。

そうなると以前少しの間所有していたFMか、F、F2、ニコマートあたりが対象になります。

最終候補としては、堅牢性や趣味性も考慮し、FM2(newも含む)かF2のどちらかにしようと思いました。

ヤフオク価格は大体同じで1万後半から2.5万円くらい。

結局、銀塩、デジタルともまだ所有したことのない一桁機を使ってみたいという理由で、F2に決めました。

調べると、F2は付属するファインダーにより測光の方式や素子が変わり、後から交換も可能ということがわかりました。

信頼性(修理のしやすさ)から、初代のフォトミック(DP-1)か、Ai対応したフォトミックA(DP-11)が良さそうです。

または、露出はデジカメかスマホで測るか、山勘と割り切れば、露出計なしのシンプルなアイレベルファインダー(DE-1)という手もあります。

フォトミックAは、非Aiレンズ使用時はAi連動レバーを跳ね上げての絞り込み測光になり、これって持ってるFEと一緒なのでつまらん!というのと、「ニコンのガチャガチャ」を経験してみたい!という謎の欲求により、フォトミックファインダー付きの個体を落としました。

が、ちょっと後悔。。

よく考えたらカニ爪付きレンズは3本しか持ってなく、それらも全てAi対応済みなので、フォトミックAの方にすべきだったな。

まあ、後からファインダーだけ入手するか、Ai非対応のオールドレンズを買い増すかで対応しよう(何か間違ってる気もしますがw)。

モノ自体はかなり綺麗な部類でした。

初めてのヒトケタは、重いだけあって巻き上げ時の剛性感や各部品の噛み合わせ精度など、ニコンFEと比べても2枚ほど上で、所有感が満たされる感じがします。

ところで、カニ爪付きのレンズということで非Ai レンズの Nikkor-S Auto 5.8cm F1.4 を付けてみると、普通に装着するとフォトミックファインダーのレバーがうまくカニ爪に填まらず、ガチャガチャができない。。

こんな感じ。

カニ爪付き Ai レンズの場合はちゃんと填まります。

まあ先に爪にレバーをひっかけて填めれば填まりますが、そうすると開放F値が最大の1.2になってしまうので(それで何か弊害あるかといわれると、大してないと思いますが)、ちょっと気持ち悪い。

5.8cm F1.4も Ai 改造はしてあるので、やっぱりフォトミックファインダーA を探すかな。。

さっそく試し撮りしてみます。

露出計は動きはしますが、合ってるのかよくわかりません。。

デジカメのニコン1 V1で試し撮りし、それを参考に絞り・SSを指定すると、針が真ん中に来ることもありますが、大体もう一段アンダー側に振るように指定される感じがします。

なので、そのまま撮ったり指定通り一段下げたりしながら撮りましたが、ネガフィルムということもあって、特に破綻はしてませんでした。

というか、凄く写りが良い!

XA2の試し撮りと同じフィルムですが、そうは思えない。

これなら重くても十分持ち出す価値が見出せます。

撮影場所は、佐倉の武家屋敷。

早朝9時でしたが、少し靄がかかってました。

時と場所が変わって、雪の後の地元神社。

レンズは Ai Zoom Nikkor 25-50mm F4.

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