以前、D750で使おうと標準ズームレンズを購入した際に一緒についてきたフィルムカメラのニコンU
フィルム機の最後期に近いモデルで、GタイプレンズやVRも使え、手軽にフィルムを使えるレンズ交換式カメラとして活躍が期待されたのですが、シャッターの接触不良により押しても作動しないことがしばしばで、結局フィルム2本通しただけで手放してしまいました
その後フィルムはF2やFといったマニュアルカメラで楽しんでいたのですが、ふとヤフオクを見てみると程度が良さそうなU2が出ていて、その時点で入札1件でした
ウォッチリストに入れていたら数日後に「もうすぐ終了」の通知が来ますが、その時点でも入札増えていなかったので冷やかしで入札してみたところ、初期値の100円プラスの金額で落札してしまいました
ニコンUも軽かったですが、U2はさらに幅が縮まった感じでコンパクトです。
最初液晶には何も表示されてませんでしたが、電池室にCR2×2本を入れてみると表示されるようになりました
電池を抜いても消えないので、電池から一瞬でコンデンサーに蓄電されたようです
(時計用の電池はなし)
ところが・・・
電池蓋がポンッという音とともにバラバラになってしまいました
蓋を構成する部品(おそらく接着剤での貼り合わせ)が、経年劣化により電池バネの圧力に負けてしまったようです
とりあえずテープで応急処置
動作確認したところ、シャッターのレスポンスも良くAF動作もなかなか速い
一般消費者向けとしては、ニコン最後のフィルム一眼レフカメラのお手並み拝見
フィルムは富士のX-TRA400 24枚撮り
レンズは今回出した写真については、Ai AF 35mm f/2Dです
いや、3枚目だけ180mm f/2.8Dかも・・記憶なし・・
近所の公園で梅が咲き始めました
まだ梅林全体としては咲いている木の方が少なく、3割くらいでしょうか
帰宅後電池蓋と部品を強力接着剤で固定したのですが、どうやらはみ出たようで電池蓋を開けるところのバネも固定されてしまった模様 ToT
というわけで、電池の出し入れは底蓋のネジ8本を外すことで行うことになりましたw
まあリチウム電池で長持ちするのでそれほど頻度は高くないでしょうけど。
U2を使ってて気づいたのは、
・プリローディング?方式
フィルムを入れるとまず最後までフィルムを巻き取って、撮影後パトローネの中に巻き取っていく方式です
こうすることで、誤って途中でフィルム室の蓋を開けてしまっても撮影した分は感光から守られることになります
・電子接点なしレンズは使えず
Ai 105mm f2.5S を付けてみたところ、エラー表示で撮影できず
また電子接点のあるAFレンズ(Dタイプとか)でも、絞り値は最小値で固定しておく必要があります
まあファインダー倍率小さく視野率も狭いので、マニュアルフォーカスレンズをU2で使うことはないという判断で割り切ったものと思います
m4/3のカメラと比べても十分勝負になるくらい軽くてフルサイズwなので、APS-Cまたはm4/3のデジカメとフィルムカメラという組み合わせが一番相性良いかも知れないですね
35mmフルサイズのデジカメは、NIKON Zのようにマウント径もレンズも馬鹿デカくしない限り、ボケと高感度以外利点が少ない(むしろ周辺画質的には不利)ので、もちろんそれが生きる場面なら積極的に選びますが、そうでない大多数の場面では持ち出しにかかる体力的なコストが見合わないと感じます。
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