中判フィルムカメラの事始めとして RICOHFLEX を購入しました(付属されていたマニュアルには購入日と思われる昭和35年の書き込みが!)。
が、なかなかキッチリピント合わせが難しく(ジャンクでバラバラだったというのもあるんですが)、シャッターも最速1/100秒だったりと、風景撮影に常用するのは厳しそう。
正方形のフォーマットも、スナップや人物撮影に向く感じなので、風景撮り用の中判カメラの導入を計画しました。
条件は、そうはいってもなるべくコンパクトがいいのでレンジファインダー式、フォーマットは6×7以上、安いことの3点。
レンズ交換式にしてしまうと、レンズも選ばなきゃならなくなるのと(出費が嵩む)、撮影に行ってデジタル一眼持たないなんてことはないので、それに加えて中判用の交換レンズまで持ち歩けないだろうということで、潔く「ここぞ」というときだけ中判で撮り、普段はデジ一眼というスタイルが現実的かなと。
120フィルム一本で8~10枚しか撮れないし。
で、ターゲットにしたのは、表題のフジカGW690.
ヤフオクでジャンクと書かれた個体を2万円ちょっとでゲット。
2回ほどマイナーチェンジしてますが、私のは初代です。
見た目は年式なり。
傷、ヘコみはないので、なかなかいい状態と言って良いんじゃないでしょうか。
ジャンク表記の理由も「旧いからジャンク」という書き方だったので、機構的にも不具合はなさそうです。
外観はクラシカルなコンパクトカメラですが、それを巨大化したような感じです。
金属の塊で、持つとズッシリの1.5kg.
早速試写。
露出計はありませんが、操作は普通の35mmカメラと同様です。
一コマ巻き上げるのに、2回レバー操作が必要というところが、フォーマットの大きさを感じさせます。
一度使ってみたいと思ってた二重像合致式のピント合わせですが、はっきりズレてれば分かるのですが、ピントの山を見つけるのはなかなか難しいと感じました。
慣れれば変わってくるとは思いますが。
試写の結果、光線漏れもなく綺麗に写りました v(^ ^)
アスペクト比3:2はニコン、キヤノンなど大体のデジカメと同じフォーマットなので特に違和感ないのですが、最近、ヨドバシにてデジカメデータをセルフでプリントアウトできる機械で印刷してみたら、L判や2L判のプリントって4:3に近いんですね。
3:2だと結構トリミングされる印象で、m4/3で撮った方が収まりが良い。
そう考えると、6×9ではなく6×7フォーマットのカメラの方が良かったかもしれません。
1本のフィルムでの撮影枚数が2枚増え10枚となるし、多少はコンパクトにできそうです。
そういう意味では6×4.5でもいいんですが、6×6より小さいとそれはそれでつまらないなと。
まあ大きいことで確実に迫力は増しますので、次回はポジフィルムで撮ってみます。
35mmフィルムでもポジフィルムの色彩はハッとするほど綺麗に感じましたので、6x9cmのポジフィルムはさぞかしでしょうなぁ。
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