ブローニー判に手を出す

カメラ

フィルムに手を出したことから、新たな(延長線上?)沼に足を踏み入れてしまいました。

ポジフィルムを体験してしまうと、マクロレンズで拡大もいいですが、より大きなフォーマットで見てみたいと思うのが人情というもの?

そうなると中判以上のフィルムカメラということになるのですが、中でも入手が容易なのは120判のブローニーフィルムということで、120判が使えるカメラをヤフオクで探しました。

多分にこのサイトに影響を受けていることから、6×9のマミヤプレスか、6×7のマミヤRB67またはRZ67か、6×6のゼンザブロニカか、ハッセルブラットか(無理~)、あとは二眼レフかという感じで網を張り、結局価格とコンパクトさを鑑みて二眼レフの、それも当時から廉価で鳴らしたというリコーフレックスが我が家にやってきました。

 

上下に並んだレンズの上の方をミラーを通じてピント確認するためのビューレンズ、下を実際に露光するテイクレンズと呼び、テイクレンズにはシャッターが装備されています。

ビューレンズとテイクレンズはギアで連動するようになっており、スタート位置がズレていると、いくらピント確認しても仕上がりはピンぼけという悲しい結果になります。

 

ところで家にきたリコーフレックスVI(と書いてあるが、確かめる知識がないので不明)は、テイクレンズの操作部分(ギアがついてるほう)がゆるゆるで、すぐに外れてしまいました。

ビューレンズはギアがある方は堅く締まってますが、見えてないボディ側の方がゆるゆるで、増し締め要な状態。

早速分解を試みますが、通常の精密ドライバーだけで分解できるので、楽です。

 

まず分解後、ビューレンズの裏側を増し締め。

この状態で表側のギアを緩めようと(レンズがねじ込み式になっており、緩めることでボディ側レンズとの距離が変化し、ピント位置が変わるしくみ)反時計回りに回すと、レンズは緩まず、今締めたボディ側が緩んでしまう。。

ということを数回繰り返したのち、やっとこちらのネジが逆ネジであることに気づいたorz..

ギア連動してることを考えれば当然、上下のネジは逆回しになることに気付くべきですね。。

ギア部分とレンズは非常に細い芋ネジで固定(というか軽く食い込ます)しており、厳密には、ファインダーの見え方とテイクレンズのピントを合わせる必要がありますが、テイクレンズのピント合わせは磨り硝子状のピントグラスが必要で、持ってないのでカメラ掃除用のシルボン紙を貼ってみましたが、ピントの山が見分けられるほどには鮮明に写りません。

面倒になったので、双方目一杯締め込んだ状態を無限遠として、ギア部分を芋ネジで固定し試し撮りする事にしました。

 

ちゃんと写らないともったいないので、試し撮り用のフィルムは一番安価な富士フイルムのNEOPAN Acrosにしました。

最速のシャッター速度が1/100s しかないので、感度はISO100をチョイス。

白黒フィルムを使うのは実は初めて。

ブローニーフィルムの装填も初めてなので、サイトで調べながらなんとか装填。

135判フィルムとは違い、撮影後巻き戻しはせず、反対側の軸に巻き取った状態でテープでとめて現像に出します。

で、元々フィルムが巻かれていた空になった軸を、次の撮影時の巻き取り側に使うという循環で運用されます。

 

早速いつもの場所で試し撮り。

フィルム1本で12枚撮りとなります。

プリントせず、フィルムスキャナもないので、iPadのホワイトボードアプリで後ろから照らした状態をデジカメで撮影し、現像ソフトで明暗反転したもの。

なので、ちゃんと写ってることが辛うじてわかるくらいの画質ですが、まあまあ写ってるんじゃんないでしょうか。

ド逆光でシルエットですが、左手前の船舶は割としっかりとした写り(に見える)

 

ピントがどこに来てるか判別しにくいですが、まあこんなもんでしょう。

 

次のフィルムを撮って、今度は同時プリントもお願いしたのでどんな風に写っているか、楽しみです。

その結果如何により、その次はリバーサルフィルムで撮るか、再度何とかしてピント調整するか考えます。

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