銀塩カメラに手を出す

カメラ

#だいぶ沼に足を捕られてきましたw

私は小さい頃からわりとカメラと戯れてた記憶があります。

父親がニコンFを所有していて、これはあまり触らせてもらえず、父親自身もニコンは重いとか言って早くに使わなくなったようです。

この前聞いたらまだ持ってはいるそうですが。。

その他、縦に撮れるハーフサイズのカメラ(たぶん、リコーのオートハーフ)や、カートリッジ型の110フィルムのカメラなどは私にも使わせてくれ、鉄っちゃんだった友達の付き添いでブルートレインなどを撮りに真冬の早朝、まだ暗いうちから始発で上野駅まで行ったりしてました。

そのまま尾久まで行って、電車区の敷地内を線路を跨ぎながら写真を撮り歩くなんて危険なこともやりましたね。

あの頃は社会全体が大らかだったな。。

で、自分用としてオリンパスのXA2を購入後、中学に入ったらカメラには見向きもせずに社会人になるに至りました。

デジカメについては、ここ数年結構な勢いでハマってるのですが、広島で奥さんの祖父の形見の品を眺めていると、面倒くさいフィルムの装填作業や、合ってるかどうか分からないピント合わせや、現像が上がってきたときのガッカリ感などが懐かしく思い出され、(たしかミノルタの)一眼レフを使っていた友達が羨ましかったななーんて考えてたら、指が勝手にヤフオクを開いてました(笑

銀塩一眼レフを今後いくつも買い換えるとは考えられないし、メインで使うということもない、壊れたら修理できるか分からないということで、できるだけシンプルなモデルを調査。

また、メインのデジカメが3マウント併用で、これ以上マウント増えるようだと置き場も予算的にも収まらない可能性が出てきます。

と、いうことでライカをはじめ使ってみたいカメラも沢山ありますが、順当にメイン機のD750とレンズが共用可能なニコンFマウントのカメラにすることにしました。

次に比較的新しくて故障個所の少なそうなカメラと言うことで、露出もフォーカスもマニュアルで機械式シャッターのニコンFMが第一候補に浮上しました。

なかでもニコンNew FM2は機械式ながら1/4000秒の高速シャッターを備え、写真学校御用達ということで調べ始めましたが、状態が良さそうなのは1.5万円オーバーと結構いい値段がします。

また、この時代のカメラならなんでも付くと思ってたら、非Ai化レンズは装着不可でした。。

非Aiレンズが付くのは初代のFMと姉妹機のFEまでで、FM2/FE2には付かないんですね。

フィルムカメラ購入は広島の実家にあった、Ai化されていない58mm F1.4が使いたいけどDfは高くて買えない、という問題の解決方法としても考えていたので、初代FMが第一候補に浮上。

FM2との大きな違いは、最高シャッタースピードが1/1000までになるのと、日中にフラッシュを使う場合のシンクロ速度が1/125(New FM2は1/250)と私の使い方ではあまり関係ない点のみ。

合わせて、電子シャッターであることがマイナスポイントだった初代FEですが、絞り優先AEが可能な上、露出計がアナログの追針式で、スローシャッターが8秒まで指定可能と基本性能はFMより高く、普段絞り優先AEメインの私には使いやすそう。

FMはフルマニュアルでスローシャッターは1秒まで、露出は縦に並んだ3つのLEDで判断という、ある意味マゾ仕様ですからね。。

と、いうことでこの2機種の掘り出し物をヤフオクで張ってたんですが、結論としては両方落札してしまいました!(笑)

シルバーのFMと

ブラックのFEです。

ともに4000円でした。

初代FM/FEは機種名が大きく刻印されておらず、パっと見では見分けが付きませんので、偶然でしたが良かったです。

で、届いてみると、まずFMは状態が悪いですね。。

シャッターやLEDの作動は問題ないですが、巻き上げレバー付近と底蓋に打痕があるのと、裏蓋がペコペコと浮きます。

フィルム入れて大丈夫かな、コレ。。

もう一台のFEは、それに比べると外観は新品級でした。

こちらも機構は問題なく、打痕どころか傷も見当たらず、裏蓋も問題なし。

さっそくFEにフィルムを詰めて使ってみると、まあ普通に使えます。

アナログの露出計も絞り優先AEも思った通り便利。

撮りきってないので映りは分かりませんが、このドキドキも良いものです。

ところでAiレンズとはもちろん人工知能が内蔵されている・・・訳ではなく、電子接点すらない昔のレンズです。

非Aiレンズはさらに古いのですが、違いはレンズの絞り値をボディ側に伝えるための連動レバーがマウント縁にあるというだけです。

下の画面中央辺りの突起の部分ですね。

D750にもあります。

このレバーにより、測光時は物理的には絞り解放のままファインダーの明るさを保ちつつ、露出計はレンズの絞り値で補正した値を示し、レリーズ時に指定値に絞るという開放測光を可能としています。

それより前はマウント外側にある突起をレンズ側の通称「カニの爪」と呼ばれる、絞りリングと連動する部分で挟んで伝達してたようです。

で、非Aiレンズを装着可能とする、可倒式連動レバーとは呆れるほど単純な構造で、このレバーが

このように跳ね上がるだけです。

非Aiレンズはこのレバーの位置に切り欠けがないために填まらないんですね。

ちなみに装着出来るだけで、跳ね上げた連動レバーをカニの爪で挟んで連動できる訳ではなく、そのままだと測光もレリーズ時も開放絞りになってしまいます。

適正絞りで撮影するためにはどうするかというと、今のデジイチにもあるプレビューボタンの役割をする絞り込みレバーを倒して絞り値通りの状態で測光し、そのままレリーズする必要があるらしいです。

(すみません、まだ非Aiレンズを入手していないので)

この程度ならコストも知れてるでしょうから、「F3以来、初!」とか勿体ぶったセールスポイントにしなくても、少なくともフルサイズセンサーのニコン機全部に付ければ良いのに、と思ってしまいます。

まあ、そうするとDfがただ外観がクラシカルなだけのカメラになってしまって魅力半減になるか。。

(D4と同じセンサーと言うのは強力なセールスポイントだと思いますが。)

あと銀塩カメラでやりたいことは、リバーサルフィルムを使ったことがないのでそれにもチャレンジしたいですね。

ヨドバシにフィルムを買いに行き、練習用のISO400の24枚撮りネガカラー5本セット1800円と、リバーサルフィルムのフジフイルムのベルビア36枚撮り1本1200円!を買ってきました。

まずはFEにネガフィルムを詰めて練習撮影してみます。

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