D80修理の続き

カメラ

ということで、ヤフオク調達したD80ジャンクが届きました。

入手順に1~3号機とします。
各機の状況は、

  • 1号機:前回記事にした個体で外装はベタつきもなく状態は良い。
    状態はErr表示&ミラーアップ。
  • 2号機:ヤフオク1,480円。フリマ定額品。定額半額チケットで780円でゲット。
    外装ベタベタ。
    ポップアップフラッシュの金具がひん曲がっていてポップアップせず。
    修正しましたが、今度は閉じてもロックされず上がったままになりました。。
    状態は1号機と同じくErr表示&ミラーアップ。
    こちらを部品取り機とします。
  • 3号機:ヤフオク1,800円。
    外装は1号機より若干劣るもののベタつきもなく良好。電池蓋が欠品しており、さっそく2号機から移植しました。
    状態はErr表示のみ。シャッターシーケンスは正常に動く。

上記やYoutubeの修理動画から、エラーの原因箇所はどうやら2つ。
一つ目は前回記事でも原因箇所として取り上げた絞り制御ユニットのギア。

犯人?

この金属接点がギアとキチンと固定されずに浮くことで、絞り制御が正常に行われていないと判定されてErr表示になる?

二つ目はこのギアを駆動するSQユニットのモーター軸についている黒いプラスチックの小さなギア。
金属のモーター軸に差し込んであるだけで、回り止めなどないので経年でプラスチックが劣化して摩擦が保てないか割れるかで、モーターが空回りするようです。
そのためシャッターが正常動作できず、ミラーアップで止まったり半分で止まったりします。
当然上記の絞り制御ギアも正しく動かないので、Errにもなるということかなと思います。

1, 2号機はミラーアップするので、そのギアを交換するなりしないとダメそうです。
正規品かは不明ですが一応それらしきものがAmazonで売っているので、注文しておきました。

ということで、一番復活に近そうなのは3号機で、こちらを修理していこうと思います。
おそらく絞り制御ギアの電子接点がプラスチックギアから剥がれかけてるものと思いますので、何らかの方法で固定するか、2号機から持ってもってこようと思います。
(一応2号機も届いた直後に修理を試みて、そこのギアの状態は大丈夫そうだというのは確認しています。)

さっそく3号機を分解。
3回目なので大分慣れてきました。
ハンダ外しの抵抗感もなし。
さくさく分解し、絞り制御ギアを外してみると、、

一見正常に見えるのですが、、ちょっと電子接点を触ったら外れてしまいました。
2号機から持ってきてもいいのですが、固定を試みます。
安易に瞬間接着剤でも良いのですが、マイクロねじによる固定を試してみることにしました。

ドリルでネジ穴をあけているところ
ネジで固定

で、組み付けて見ましたがネジ頭が高すぎたのかシャッターギアが回らず、失敗。
仕方ないのでもう一度分解し、さらに2号機も同時に分解して2号機からギアを拝借。
組み付けてシャッターを切ると、、

Yes!

復活しました~
今度は1号機のように、レンズを付けたらErr再現・・ということにはならず、

画像も記録されました!
夜の室内にはなりますが、一応撮ったらどんな感じかなと試し撮り。

あずき
わさび

どちらもISO1600なので画質には目をつぶってください。
レンズはAi AF 28-105mm f/3.5-4.5D です。
ちゃんと取れてますね、AFも動作する。
ポップアップフラッシュも動きました。すごい露出オーバーになりますが。。
不具合としては、ファインダー内の表示が出ない。
どこかフレキケーブルの差し込みが甘かったか。。

EXIFToolでシャッターカウント調べてみました。

4.5万回か、、結構使われてましたね。

なにはともあれ、D750を放出してニコン機は所有ゼロになってましたが、レンズは結構あるのでこのD80で活用していこうと思います。
分解・組み立てを繰り返して愛着も湧いてきたし、予備1台、部品取り1台あるので壊れても治しながら使おうと思います。
E-500とのCCD機比較もやってみたい。

ジャンク1台店頭で見つけたことがきっかけで予想外に3台も買うことになりましたが、送料除けば合計で3,700円くらい、バッテリー(社外。充電器+2本)入れても6,000円なので、分解組み立ての楽しみも入れるとコスパの高いおもちゃといえるかと。
曲がりなりにも1台撮影可能になってくれたから言えることかも知れませんが。

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