古い機種なので今さら需要があるとは思いませんが、マニュアルは見ずに色々使ってみて気づいた点をつらつら書いてみます。
■シャッター音
シャッター音はEOS KDNと同系統。
フィルムカメラの巻き上げ音を思い起こす「シャキーン」というシャッター音。
当時のレビューではカッコイイとか気分を盛り上げるみたいな記述を見た記憶がありますが、正直うるさいです。
これまで使ったエントリークラスではD40のシャッター音が、ひそやかで一番好感持てますね。
■AFポイント
AFポイントは9点でKDNの7点より増えてますが、配置が異なる。
上手く表現できるかわかりませんが、KDNは十字型
一方、X3は楕円形+中央1点(クロス)
中央と左右両端の間隔が広く、慣れの問題とは思いますがそこにピント合わせたいのになーということがたびたびあります。
EOS KISS X7を見てみましたが、同じAF9点で配置も同じなんですね。。
■ドライブ性能
連写性能は、3.4コマ/秒とこの時代のエントリークラスとしては可もなく不可もなくですかね。
前モデルのX2より0.1コマ遅くなってますが、画素数が増えた影響ですかね。
ほとんど誤差の範囲。
ちょっと連写してみたら4枚撮ると連写速度がぐっと落ちて、1秒1コマ程度になってしまいます。
これは本体バッファが一杯になり、メモリカードに書き出すまで次の撮影ができないことに因ります。
コストダウンのために、エントリークラスでは真っ先に削られる性能の一つでもあります。
先ほどはRAW+JPEGモードで連写した結果でしたが、試しにJPEGのみにすると、あれ?いつまでも連写速度が落ちないぞ。。
実はX3の特筆すべき性能は、この連続可能枚数。
JPEGオンリーだとラージファインであっても驚異の!170枚!!
ピンとこないかも知れませんが、現行モデルを含めた歴代KISSはおろか、10D~90Dまでの歴代2桁D、および動体撮影専用モデルである7Dまで含めても歴代最高。
X3を連続撮影可能枚数で超えられるのは7D Mark IIのみという下剋上っぷりが素敵ですw
もちろん秒間コマ数が3.4コマと遅いから実現できているんでしょうし、3.4コマでは足りないという場合にはいくら撮り続けられたとしても意味ないわけですが、計算上では170÷3.4で50秒間連写が可能と、実用上は無制限と言ってもいいでしょう。
■ホットシューの謎
ホットシューにシューカバーを付けると、内臓フラッシュがポップアップせず(今まで知らなかったけどKDNも一緒だった。。)
ホットシューに外部ストロボが装着されたことを判定する電極みたいなのがあって、一般的な形状のシューカバーだと電極が押されて外部ストロボ装着状態と判定されるため。
EOS専用のシューカバー(右側が削られている)を使わないといけないらしい → カバーはしないことに決定。
■ISO Autoの挙動
MモードだとISO Autoが効かない。
TAvモードではなくMモードなので、ISOもマニュアル設定せよってことでしょうか。。
TAvモードが別にあるならそれでも良いですが、ISOはA, Sモードと同様に単独でAutoかマニュアルか選べた方が良かったです。
■ライブビュー
ライブビューのAFで「ライブモード」を選ぶと、コントラストAFで合わせに行きますが、これがかなりかったるい。
行きつ戻りつした後、ステッピングモーターを1ステップずつずらして微調整する感じ。
一方「クイックモード」を選ぶと、AF-ONでブラックアウトして(ミラーが降りて)位相差AFによりピント合わせを行い、合焦後ライブビューに戻る。
E-330と同様、コントラストAFが実用にならない点をカバーする技術ですね。
蛇足ですが、E-330はライブビューモードが二つあり、Aモードはレンズからの入射光をミラーで位相差AFユニットとライブビュー時専用CCDに投影することで、位相差AFと液晶へのライブビューを両立するモード。
そのため視野率はファインダーと同様約92%となります。
BモードはミラーアップしてCMOS撮像素子がキャッチした映像を液晶へ投影する普通のライブビューで、こちらは位相差AFが使えない代わりに視野率100%となります。
■レンズを追加購入してしまった。。
EOS対応レンズはキットレンズのEF-S 18-55mmの他は、古いEF 80-200mmしか持ってなかったのですが、使い出すとやっぱり単焦点が欲しくなり、EF-S 24mmパンケーキ、EF 40mmパンケーキ、EF 50mm F1.8、EF 100mm F2 あたりで迷った結果、EF 40mm F2.8 STMを中古購入しました。
マップカメラの良品+株主優待券で税込5,800円也。
画角的には換算約38mmになるEF-S 24mmの方が万能感はありますが、m4/3の20mm F1.7と換算画角が被る。
あと中古の玉がない!
EF 40mmは換算64mmで標準よりやや長いですが、逆にその画角は手持ちにはない換算画角なのと、室内で猫撮りするにはちょい長めがちょうど良いかなと思ったのと、中古の玉も豊富。
50mmは、まだ届いていませんがニコンF-EOSのマウントアダプターを買ったので、それが届けばニコンの50mm使えば良いやということで。EF 85mmではなく100mmが気になったのは、85mmはこれまたニコンのAF-S 85mm f/1.8Gを持っており、100mmはニコンにない画角で魅力的。
見送った中では100mmだけは却下ではなく保留扱い。いずれ買うかも知れません。
EF40mm F2.8 STM, ISO100, F2.8, 1/60s
EF 40mm F2.8 STM, ISO100, F2.8, 1/50s, +1/3EV
保土ヶ谷公園の梅の木ですが、一本の木で白い花とピンクの花が咲いている木があります。
接ぎ木?自然でもあり得るものなんです
かね??
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