というわけで3月頭に届いたX-E3ですが、しばらくは室内で設定をいじったりしながら猫をモデルに試写をし、ようやく先日外に持ち出すことができました。
行先は行ったことがなかったので一度行ってみたかった、旧東海道品川宿。
身軽に散歩中心にスナップしたかったので、レンズは、AI AF NIKKOR 28mm F2.8 (Dの前)のみ。
まずはJRで品川駅まで。
港南口を出て京急の北品川駅方面へ南下します。
朝方曇ってましたが昼から天気が回復したので、フィルムシミュレーションをVelviaにして青空を撮ってみます。
んー良い感じ。
北品川商店街の北のはずれの方です。
逆光なのでフレア気味。
ところで、ご存知の通り品川駅は品川区にはなく(港区)、本来東海道品川宿があった場所はもう少し南の新馬場駅付近。
この写真のあたりは品川宿の北寄りに位置するから北品川で、北品川駅というのは所在地として正しい名称ではありますが、京急としても存在している品川駅の南側に北品川駅を置くことに京急は躊躇しなかったのだろうかw
旧街道らしい道幅と雰囲気です。
■ファインダーについて
突然使い勝手の話になりますが、私は普段右目でファインダーを覗くのですが、この時間帯太陽は右上方にあり、X-E3は機体がコンパクトなせいでアイカップも浅く、太陽光が目に入ってEVFの画像が非常に見にくい。
私は片目つむり、いわゆるウインクは左右どちらも同じように苦も無くできるので試しに左でファインダーを覗いて見ました。
そしたら、鼻で日光が遮られてグンと見やすくなったのと、急にカメラが構え易く感じました。
ハタと気づきましたが、X-E3でファインダーを左目で覗くと、他のカメラでファインダーを右目で覗くのと手と顔の位置関係が近くなるんですね。
逆に言うと、X-E3でファインダーを右目で覗くと、手の位置が顔からオフセットされてしっかり構えられず、ブレを誘発しそう。
ということで、このカメラに限っては左目で覗くのをデフォルトにしよう。
左右の視力は、ちょっと前までは右の方が大分良かったんですが、今は落ちてきて同じくらいで、視度調整ダイヤルを1ノッチ動かすだけで合いました。
ここでフィルムシミュレーションをAcrosに変更。
この道幅だと、換算42mmはちょっと長いですね。
XF18mm F2(換算27mm)が欲しい。。
■MFの操作性
MFレンズでピントを合わせるのに、補助機能としてリアダイヤルをプッシュすることで拡大の他、ピーキングとデジタルスプリットのどちらかが選べます。
試してみたところ、デジタルスプリットは微妙なピント合わせが難しい感じだったので、ピーキング(弱)の赤で設定してます。
拡大はレリーズボタンを半押しすると解除されるので、ピント合わせ後構図の確認に自然と移れてなかなか使い勝手が良い。
贅沢言えばその状態でレリーズボタン放すと拡大状態に復帰してくれるといいんですが、そうはならないようです。
(設定を熟知しているわけではないので、「それできるよ」というのがあれば教えてください。。)
逆にピーキングは半押ししても残ってて欲しいところですが、こちらも解除されてしまいます。
で、Acrosにして気付いたのですが、モノクロだとピーキングが断然見やすい。
MFだとモノクロ以外では撮りたくなくなるほど使い勝手に差が出ます。
輪郭強調色を赤にしてるからかも知れませんが、カラーだと何色にしたところで(他に青と白が選べる)色が被写体と被る可能性はあります。
モノクロに赤なら絶対被らないですからね。
そういうことならと、RAWを同時記録するようにして撮影はモノクロで貫徹するのもありですね。
RAWで撮っておけば、現像時に好きなフィルムシミュレーションを適用することが可能です。
こんな感じ。
この辺の東海道は当時は海岸線で、緩やかに下っているのがわかります。
マリカがいるあたりは海だったんでしょう。
旧宿場町なのでモノクロがよく似合い、ピーキングの優位性も相まってモノクロでばかり撮ってました。
品川宿の本陣跡。
私の住む保土ヶ谷は、保土ヶ谷宿本陣が建物こそ当時のものではないものの、個人宅として、それも当時の本陣家の子孫の方が住んで残っていますが、品川は公園になってました。
■現像について
現像の話が出たので現像方法についてですが、私が普段愛用しているDxO PhotoLabは、富士フイルム機に対応していません(X-Transセンサーだけなのか、ベイヤー機もかは不明)。
他のカメラも併用する身としては不便ではありますが、元々フィルム機代わりに使うつもりで購入したのでJPEG撮って出し中心にしようと思っていました。
が、MF時の思わぬ効用により撮影時はモノクロが断然快適なので、やむなくRAW記録して現像することに。
私は、とりあえず X RAW STUDIO を使うことにしました。
これは、カメラとPCをUSBケーブルでつなぎ、PCで現像する画像とパラメータをセットするとカメラ側に転送されハードウェアを使って現像するもの。
よって非常に高速、かつカメラで設定した場合と同じ絵が出てきます。
普通PCで現像してもそうだろうと思いたいところですが、専用ハードとPCソフトウェアで、しかもソフトウェアは汎用現像ソフトのOEMだったりという違いがあるので、メーカーによっては同じ絵が出てこないということもあるようです。
まあ、カメラ単体でもRAW現像可能ですが、X RAW STUDIOは同条件で複数枚一括現像できたり、PCの大きな画面で色合いや画質をチェックできたりするので、まずはこれで良いかな。
もう少し取り回しが何とかならんかったのかと思える排気ダクト。
クラシッククロームも良いですね。
風景見てどのフィルムが合うかを考えるのも楽しい。
花はやっぱりVelvia.
とこのような切り替えがしたくて富士フイルム機を買ったのでした。
長くなったので続きはまた後日。
と言ってもあまり書くことが残っていない気がしますがw
コメント