OLYMPUS XA2

カメラ

いよいよ年の瀬。

今年は恒例の年末年始旅行を都合により取りやめたので、かなり久しぶりに自室の大掃除なんぞをしてみました。

そんな善行を神様が殊勝に思ってくれたのか、こんなものを発掘しました!

 

オリンパスのフィルムコンパクトカメラ、XA2です。

小学校時分にお年玉で買ったもので、今度実家に帰ったときにまだあるか聞いてみよう、もしかしたら捨てられてるかな・・と思っていたところ、何年も前に実家の建て直しに伴い持って帰ってきた荷物の中に埋もれていました。

卵型のカバーはレンズカバーを兼ねており、デザイン面と実用面を兼ね備えた優れた意匠が評価され、グッドデザイン大賞を受賞

デザイナーは、OMシリーズ、PENシリーズも開発した米谷氏です。

 

底にある電池室はコインで開けるもので、最初すぐ手元にあった50円玉で開けようとしたら、危うく舐めそうになりました。。

これは、、電池入れっぱなしか。。

復活に向けた希望の光に翳りが・・

神様、これは試練ですか・・?

 

500円玉を探してきて、慎重に様子を見ながら徐々に力を掛けていくと、ゴリゴリした感触を伴いながら何とか開きました。

案の定、LR44が入れっ放し。

塩を吹いちゃってますね。。

ところが電池蓋にも、少し緑青の跡があるものの、端子は腐食するところまでは行っていません。

 

端子を掃除し、新しい(ウソ、ニコンFEに使ってたもの)LR44をセットし、これまた底にあるレバーを 45度の位置にある “Battery Check” に合わせました。

このレバーは、セルフタイマーの切り替えレバーになっており、90度に倒すとセルフタイマー、45度だとバッテリーチェックとなります。

すると、 「ピー」 と音が出ました!

やった回路生きてる!

 

巻き上げレバーを巻いて、シャッターボタンを押す。

シャッター切れました!

神様ありがとう!!

 

電磁シャッターで、多少反応良くないですが、ニコンUでも経験済みの通り、使ってるうちに反応良くなってくることを期待しましょう。

その他チェックを進めると、、ファインダーは曇ってる。

でも、外側だけのようでアルコール付けて拭いたら大分クリアになりました。

 

付属のフラッシュは、電池抜いてあって電池室は綺麗なものですが、電池入れてもウンともスンとも、チャージされている様子なし。

 

モルトはグズグズ。

そういえば、最後の方は父が使ってましたが、光線漏れがあるとか言ってたような・・

このカメラじゃなかったかな。

いずれにしても、上のような状態で触るとポロポロと崩れてくるので、最低限この部分の大きなモルトだけは貼り替えることにします。

 

アルコールを垂らしてしばらく置いたあと、割りばしを加工してこそぎ落す。

こんな感じ。

ある程度綺麗になったら、モルトを切り出して貼り付け(裏地がシールになっているので、簡単)。

 

とりあえず応急処置はこのくらいにして、フィルム1本通して撮影・現像してみようと思います。

光線漏れるようだったら、仕方ないので隙間の細かいモルトも貼り換えますかね。

 

何にせよ、年の瀬に一足早いお年玉をもらったようで、2017年は気分よく暮れていきそうです。

良いお年を!

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