で、絞り羽根の復活に向けて分解を進めようと思いますが、どうにも前玉側の攻め方が分からない。
なので、後玉側から進めていきます。
絞りリングを外したところで、絞りレバーが操作する大元のところ(下の写真の左内側)をドライバーで絞りが戻る方向に押してみたら、、
絞りが「シャッッ」と全閉しました。
そう、とてもオイルで粘ってるようには思えないほど、軽快でスムーズな閉じ方でした。
これ、オイル漏れしてないんじゃないの!?
少なくとも後玉側から見た絞り羽根には、オイルらしきものが一切なかったのでおかしいなとは思ってたんですよね。
で、絞り全閉状態で絞りリングもF22になるようにキチっと組み付けたら、完全に治ってしまいました。
これがF8くらい。
これがF22。
D800Eに装着して絞りを変えて撮影しても、適正露出で追随します。
絞り羽根が粘るレンズだと、レリーズ時に指定した絞りまで羽根が閉じないので露出オーバーになりますが、すべてのF値で適正露出で撮影されました。
前回書きましたけど、前玉が緩んでいたのも含めて、誰かが分解しようとして組み付けを間違ったためにAFが効かず、絞りも閉じない状態になってたと思われます。
さほど修理らしい修理もせず、ジャンクから中古並品に格上げとなりました。やったね!
しかも入手価格は動作品より4割くらい安かったので、うまく行きましたね。
D800Eで試写してみました。
まず開放f/2.8画像。
開放だと周辺減光が目立ちます。
中央に比べると左右は流れ気味ですね。
続いてf/5.6の画像
周辺減光は1段絞ればほぼ気になくなりますが、2段絞ってもあまりシャキっとしませんね。
f/8はもう少し解像するのですが、この場所でf/8では撮ってなかったので。。
まあでも、私の基準だと十分実用に耐えるので、このまま使っていこうと思います。
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