318i ツーリング納車から5か月経過。オドメーターは約5,500km。
ちょっとペース速いですが、初年度だからこんなものかもしれません。
そのうち年8,000km程度に落ち着くものと思います。
納車直後の1st インプレッションに続く2ndインプレッションを書いてみます。
■エンジン
パワーは大したことはありませんが、普段使いで足りないと思うこともないです。
ECO Proモードでもそれほどがっくり落ちる感じではなく。
燃費はCOMFORTオンリー、ECO PROオンリーをそれぞれやってみましたが、当然同じ使い方ではありませんが、そこまで顕著な差はなさそうな気がします。
218d と比べた場合、カタログ値では21.3km/lに対して15.4km/lと72%くらいなのですが、実際の使用シーンだとそこまでの差はなさそうに感じました。
満タン法で218d が15~16km/l のところ、318i は13km/l くらいな感覚(80~85%)。
先日は高速・郊外中心でしたが、800km走行で残1メモリでした。
高速使っての長距離ドライブなら1タンクで900kmは走行できそうです(218dは実績値で1,100km近く走れました)。
振動面ではとても優秀で、アイドリング状態だと(アイドリングストップは使ってませんが)、全く振動が感じられず、エンジン止まってるのかと錯覚するほど。
また、ECO PROモードで使えるセーリング(クラッチ切って空走するモード)の作動速度が218d の50km/h から40km/hに変更になってます。
ちなみに代車で一回借りた523dは60km/hでした。
40km/hで作動してくれると、普通の市街地でも次の赤信号まで空走でたどり着けるので、アクセル操作不要で便利です。
アイドリング状態の空走と、エンジンブレーキ・エネルギー回生状態とどちらが燃費に効くのかは分かりませんが。。
■足回り
アタリが付いてきたのか、納車直後よりしなやかな感じがします。
M Sportsであることのネガは全く感じません。
コーナーリングは非常に素直で、駆動輪がどちらかあまりわからない感じです。
FFと比較すると操舵感が軽いというのはあるのですが、エンジンパワーがそれなりということもあって後ろから蹴られたり流れたりという兆候がないので、そう感じるのかも知れません。
■ドライビングアシスト
ディスタンスコントロール、車線キープとも最初の印象通りほとんど文句のない操縦で、ゴルフの行き帰りなんかはとても楽させてもらってます。
218d との違いで言えば車線キープが追加されたことに加え、完全停止後の再発進も自動なところ。
218d ではアクセルをチョンとタッチする必要がありました。
60km以下の場合に特定の高速道路で有効となるハンズフリーのAssist +も何回か体験しました。
身体的にはハンドルに添える必要があるかないかだけの違いで然程負担感は変わりませんが、未来感は感じられて良いと思います。
その他、主に218d 比較で便利になったところは、
■ドアロックの開錠施錠とドアミラーの折り畳みが連動するようになった。
218d はロック時にキーのロック長押しで収納した場合のみ、開錠時に自動で開く仕様でした。
318i は設定によりどの方式で施錠しても畳めて、開錠時に開くようになりました。
■キーのギミック
私は使ってませんが、施錠・開錠についてはアクションをしなくても離れたり近づいたりするだけで自動で行ってくれるモードもあります。
■テールゲートのギミック
これは3シリーズツーリングには以前から搭載されていたかもしれませんが、テールゲートのガラス部分のみを開けることができます。
これが結構便利。
電動テールゲートが開き切るまでの時間って結構ありますが、ちょっとしたものを取り出す際には長いと感じることも。
そんなとき、ガラス部分だけを開くのは時間短縮になって良いです。
■アイドリングストップの作動プログラム
私はほとんどアイドリングストップをOFFにしていますが、それでも長そうな踏切とか、細い道から幹線道路へ出るときの長い信号とかでは使いたくなる時があります。
218dでは、停止状態でアイドリングストップをOFFからONに変えても、次動いて止まるまではエンジンが止まらなかったのですが、318iはONにした途端に止まります。
まあこれが普通だと思いますが、218d 比で良くなった点。
そういえば、オートライトも218d は一度点灯すると2分は消灯しないという謎の制御が入ってましたが、318i は比較的すぐ切れます。
■収納性
G20、21の3シリーズは、キャディバッグが一番手前部分に横に積めるようになりました。
分割シートも4:2:4ですべて独立して倒せるので、4の部分一つだけ倒して3人でゴルフにも行きましたが、後席乗車の人も圧迫感を感じることなく過ごせたようです。
ただ、キャディバッグ4本+4名乗車はムリっぽい。
ここからはちょっとした不満点。
■ナビ周りの情報系
地図は見やすくなりましたが、基本的にスケールが自動で変わる(変更できるがしばらくすると戻る)ので、自分好みの縮尺で固定することができないです(設定でできるのかも)。
また、私の Xperia XZ1 との相性があまり良くなく、Miracast(スクリーンミラーリング)はできないし、Google Mapでの検索結果をナビに送信することも失敗します。
Miracastは中華タブレットからでもできたのに。。
これは私の組み合わせだけでなく、どうも歴代のBMWとXperiaの相性は悪そうで、Webを漁ると結構な症例が報告されてますので、あきらめるか機種変するしかないか。。
■パーキングアシスト
これだけは何回か試していますが、うまくいったことがない。
というか途中で周りの車にぶつかりそうな勢いで進むので、怖くてブレーキかけてしまうんですよね。。
一番止めにくい自宅の立体では作動自体しないので、一生使うことなさそうです。。
■ワイパースイッチ
ワイパーもウインカーも、218d はレバーを上げるとあるところでクリック感があり、そこでモードが変わってレバー位置は元に戻る方式でした。
318iは昔ながらのレバー位置が変わることによってモードが変わるタイプ。
ウインカーは318i の方が使いやすいです。
レバーがニュートラルの位置に戻る218d では、クリック手前まで上げて戻したモード(3回点滅)と、曲がるまで点滅するモードの区別がつきにくかったので。
ただ、ワイパーは218dの方が良かったな。
というのも、218d は雨滴感知のオートモードがバーエンドの押しボタンになってました。
対して318i はレバー位置を一つ上げるとオート、2ノッチで低速常時稼働、3ノッチで高速常時稼働となってます(=昔の車と一緒)。
どちらもニュートラルから一つ下げると1回作動してニュートラル位置に戻るのですが、218d はどのモードでも常にニュートラルの位置にあるので、オートワイパーにしてる時で雨が邪魔な時は下げればすぐにワイプされました。
オートモードはバーエンドのスイッチで、レバーの上下操作とは独立しているのでワイプ後オートモードへ復帰する際にもアクションは必要ありません。
ところが318i はオートは1ノッチ上げたところにあるので、ニュートラルに戻して押し下げるという2アクションになります。
そして、ワイプした後オートに戻すためまた1ノッチ上げなければならない。。
めんどくせー!
ワイパーは確実に前の方が良かった。
と最後重箱の隅をつついてしまったものの、基本的には大満足しているのですが、218d のディーゼルの乗り味もちょっと未練あるんですよね。。
4万kmくらいしか乗らなかったからなぁ。
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