D800Eで撮影するときのレンズは、おおむねAi AF Zoom Nikkor 28-105mm f/3.5-4.5Dなのですが、今となっては広角側は28mmだとちょっと画角が狭い。
以前所有していたAF-S 18-35mm f/3.5-4.5Gを保有していれば何の問題もなかったのですが、D750と一緒に売却してしまったので、広角側を何とか(=安価に)手当てしたいなと。
真っ先に思いついたのは、所有していたレンズの先代 AF 18-35mm f/3.5-4.5Dで、中古1万数千円で買えるのですが、20mm単焦点という手もあるなと。
価格帯としては、広角ズームレンズより高いのですが、一点だけとりわけ低い価格で入札があまり進んでいない個体をヤフオクで見つけて、入札しました。
こういうときって、十点近くウォッチリストに入れてから検討するので、色々説明を読むうちにどれがどの説明だったか頭の中で入れ替わってしまい、入札後に注意事項をよく読むと、
「AFは作動するがピントが合いません、絞り羽根固着」
という個体に入札してしまっていて、しまったーと。
誰か高値更新してくれという願いも叶わず、落札されてしまいました。

Dが付いていない古いタイプですね。


レンズ内部の状態はなかなか良さそう。
早速D800Eに装着してみて、まずAFをチェック。
確かにAFは作動するけど、特にちょっと離れると(2mくらい)合焦マークが出ません。
近ければ合焦マークが付きますが、撮影してみると、、

なんだコレ?どういう状態?
まるでトイカメラで撮ったように、周辺がボケボケです。
いくら古い超広角レンズでも、まさかこれが普通ってことはないよね?
レンズ1枚抜けてるか、どこかのレンズを表裏逆に組み付けたか??と思うくらいの状態。
気を取り直して、絞り羽根の状態をチェックします。
分解方法を探していたら、ココで手入れ方法が紹介されていました。
この動画に倣って、後玉を外し、絞り羽根のところに無水アルコールを垂らしてみると、

全閉しました。
しばらく絞りレバーを操作すると快調に開閉するのですが、少しアルコールが乾いてくると、

こんな感じで止まってしまい、最後は全開位置で固着してしまいます。。
ちゃんと直すにはしっかり清掃しないとダメだな。
前玉の方からも状態見てみようと、レンズ周囲の化粧枠を外そうと思いましたが、どうにも固くてゴムの摩擦では緩みそうにない。
で、ふとレンズそのものにゴムを当てて捩じってみたら、軽く緩んでしまいました。
最後まで緩めてみましたが、おそらく化粧板が邪魔して玉は外れなかったので、締め直して試し撮りしてみたら、、

お!? 写りがマシになってる!
前玉が緩んでいたのが原因だったか。
ただ、詳しく画像チェックしてみると、強烈な後ピン。
D800EのAF微調整機能で調整すると、調整幅最大値の-20にしてもまだ少し後ピンという状況。
以下、-20状態でのピントの状態(等倍切り出し)。


絞り羽根固着のため、絞り開放のソフトな画像ですが、ピント的にはジャンクからの復活という意味ではまあ及第点ではないかと。
-22くらいがジャスピンな気がします。
暇ができたら絞り羽根の清掃にもチャレンジしてみようと思います。
(先回りして書くと、絞り羽根の問題も解決した)
コメント