税込990円で入手したタイトルのレンズですが、娘の卒業演奏会でスタッフとして撮影を頼まれたので、D750との組み合わせで使ってみました。
テストなしのぶっつけだし、スタッフということは自分の娘が撮れているだけではダメなので、保険として E-M1+M.ZUIKO 12-100mm F4 も持って行きました。
客席からならE-M1で静音電子シャッターで撮るしかありませんが、客席後方上部のコントロールルームからの撮影なのでシャッター音は気にしなくて大丈夫。
ガラス越しではあるものの部屋自体は真っ暗で、ガラスの反射は気にならない程度でした(低反射ガラスなのかも)。
で、D750+ニッコールで撮っていくんですが、どうにも開放だとD750背面液晶で見ても描写が甘く感じます。
(三脚使用で1/60秒。ISOは2000前後)
もちろん、同じF4でも被写界深度の深いマイクロフォーサーズと、シャープさの権化みたいな 12-100mm F4 PRO の写りと比べて多少甘いのは当然なんですが、それにしてもちょっと許容範囲を超えていたので、途中から1段絞ってf/5.6で撮りました。
で後日。
f/5.6で撮るならもう一本所有している AF NIKKOR 80-200mm f/4.5-5.6D と比較するとどうなのかなと思ってテスト撮影してみました。
撮影条件としてはドン曇りとあまりよろしくない条件。
まず70-210mm f/4(以後、f/4と表記)の開放全景です。
以後の写真はすべて望遠端での撮影です。
RAWファイルを補正なしでDxO PhotoLabで現像。
トイレンズかのように周辺減光が激しい。。
次に中央部の等倍画像です。
ライブビューにしてMFで追い込めばもう少しピークはあるのかもしれませんが、まあ通常撮影と条件合わせた方がよいだろうと思い、D750のAF任せで撮ってます。
ちょっと色収差も出てるかな。赤っぽい。
次にf/4レンズをf/5.6に一段絞って撮った全景。
周辺減光が減って、コントラストも上がってきました。
次、80-200mm f/4.5-5.6Dレンズ(以後、Dと表記)のf/5.6=開放。
f/4の開放ほどではないですが、周辺減光が目立ちます。
次はf/5.6の中央部の等倍写真、上がf/4、下がDです。
f/4の方がコントラストも解像も高いかな。
次はf/8の等倍。
さっきより解像感については差が縮まってますが、コントラストはf/4の方が優秀に見えます。
というか、Dの方は暗いですね。
続いてf/11
ともに回折の影響か解像感は落ちてますが、Dの方が落ち込みが明確。
f/4の方はほとんど変わらず。
続いてf/16
両方ともさらに解像感は落ちてます。
ということで、Dは小型軽量というアドバンテージがありますが、画質はf/4レンズの方が上と言っていいでしょう。
演奏会でf/4レンズをf/5.6で使用したのは正解だったということですね。
f/4レンズをf/8で使うのが一番いい結果になりそうですが、暗い場合はISOとの兼ね合いでf/5.6でもOK。
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