前回、絞り環の突起が欠損していることが判明したAF20mmレンズ。
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D50やD80ボディー側の最大絞り警告レバーを何かで固定しても良いんですが、どうせならこの突起を復活できないかなと。
ということで、初めてプラリペアに挑戦することにしました。
まず、同じ機構を持つレンズで突起部分の型を取ります。
キットに半透明の板が入っているので、熱湯に3分間ほど浸けて温めます。
温めると粘土のように柔らかくなるので型取りしたい部分に押し付けます。
冷めるまで待てば出来上がり。
お湯に着ければまた柔らかくなるので、何度でも再利用可能です。
リペア対象の絞り環はレンズ本体から外しておきます。
これを型にあてがって、テープで固定します。
針でプラスチックの粉末に溶液を垂らすと周りが固まるので、それを針で刺して取り出し、リペア箇所に溶液を追加しながら流し込みます。
硬さ的には焼く前のパン生地のような感じ。
今回の補修箇所はちょっと引っ込んだところにあるので、そこまで行き渡るように押し込みます。
5分ほどで固まるとのことでしたが、念を入れて30分程度放置して型から外しました。
なかなかちょうど良い量を調節できなかったので、はみ出している部分が多い。
強度的にはかなりのもので、元々の部分との違いをあまり感じません。
元々生えていたかのような硬さ。
むしろ盛り過ぎた部分を整形するのが大変。
小学校の授業で買った彫刻刀まで持ち出して少しずつ削りました。
かなり根気のいる作業でしたが、、
最終一歩手前くらいかな?こんな感じ。
はみ出た部分はきっちり削らないと、組み立ての際に干渉したり、組み上がっても絞り環が動かなくなったりします(体験済み)。
削った部分は汚いけど、突起部分はかなり綺麗に型通りに再現されているのが見て取れると思います。
D80に装着テスト
最大絞り警告レバーを完全には押し込めてないですが、このレバーはちょっとでも動かせば最大絞りと認識してくれるみたいなので、この状態でキチンと使えました。
プラリペアは思ったより強度があって使えることが分かりました。
爪や突起が欠損した割安なジャンクがあったら意味なく買ってしまいそう。。
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